パワーポイントは動画制作ツールの世界へ

昨今、パソコンやスマートフォンの普及からインターネットがより身近な存在になったと同時に、動画広告を見かける機会も増えました。特に、SNSやYouTubeを活用して商品やサービスのプロモーション・キャンペーン等の拡散を行う機会は、今後も益々拡大するでしょう。マーケティングにおいて動画が静止画よりも注目を集めているのには理由があります。それは、人間の性質に関係しているのです。

もともと人は、動くものに目を奪われやすい性質を持っています。数え切れないほどの広告やコンテンツが存在する中、より多くの人の興味・関心を惹きつけたい企業にとって動きでメッセージを伝える動画は有効な手段と言えます。動画には、音や時間軸等様々な要素が含まれているため、短時間で多くの情報を正確に伝えることが可能です。

また、ミラーニューロンという細胞により、実際に自分が体験していなくても他人の行動を見ただけで自分の行動のように認識し、感情までも自分の脳内でシミュレーションします。この性質を利用して感情を揺さぶれば、動画の記憶は揺さぶられた感情も一緒に記憶するので、記憶に残りやすくなるのです。

通常、イラストや写真等の静止画素材を使用したアニメーションムービーは、Adobe社のAfter EffectsやApple社のMotion5といったモーショングラフィックソフトを使用して制作します。非常に細やかなアニメーション設定ができ自由度が高い反面、制作作業が複雑になるため、制作費は高額になりがちです。

動画コンテンツが身近になった今、ユーザーを惹きつけ続けるためには、同じ動画を長い期間、繰り返し使用するより、色々なバージョンの動画を短い期間で提供し続けるほうが効果的であると考えられています。これは企業のWeb動画やテレビCM等で顕著で、同じ内容を伝える動画でもシリーズ化する等して、複数のバージョンを短い期間で使い分けているのがわかるかと思います。

そのような背景から、1つの制作物にかけられるコストを最小限に、より多くの動画を制作したいという企業ニーズが増えており、今後も増え続けると予想されます。

前述した企業ニーズにお応えするために、『より安価』に『より短い納期』でムービー制作ができるツールや手法を模索する動きが活発化しており、その1つとしてパワーポイントが注目されつつあります。

パワーポイントのアニメーション機能の向上やパソコンのスペック向上により、これまで特殊なソフトウェア、高額なワークステーションでしか制作できなかった高品質なムービー制作が低価格、短納期で実現できるようになってきています。

会社にあるパワーポイント資産を有効活用できるという、パワーポイントならではのメリットも企業が注目するポイントとなっており、今後益々、パワーポイントは動画制作ツールとしての注目度を増していくと思います。

アイノーツプロダクションが提案するパワーポイントベースでのアニメーションムービー制作は、既存のアニメーションムービーの制作に比べ、アニメーション設定の自由度は劣るものの編集・制作工程を大幅に削減できるため、『より安価でより短い納期』で提供できる点が強みです。

また、アニメーションの種類や顧客の要望によって、パワーポイントだけでなく、イラスト制作に使用する「Illustrator」、アニメーション制作に使用する「AfterEffects」、ムービー編集に使用する「Premiere Pro」等に精通した制作スタッフが部分的にソフトウェアを使い分けることで、パワーポイントだけでは実現できない、よりクオリティの高い動画制作を実現しています。

ぜひ、制作例ページよりアイノーツプロダクションの動画制作クオリティをご確認ください。お見積りのご依頼・料金のご相談等は随時受付中です。お気軽にお問い合わせください。