効果的なパワーポイントアニメーション作成のための3つのメソッド

パワーポイントのアニメーション機能は、シンプルなものからダイナミックなものまで色々なアニメーション機能がありますが、実際のところアニメーション機能はあまり利用されていないケースがほとんどです。

その理由は様々あるかと思いますが、高度な技術が必要という先入観、アニメーションの種類が多すぎてどのアニメーションをどのように利用すれば良いのかわからない、といった理由でアニメーションを利用しない方も少なくないと思います。

すべてのテキストやイラストに色々な種類のアニメーションをつけるとなかなか大変ですが、まずは単純なアニメーションを要所要所でポイントとして使うだけでも何も動かないスライドよりは、格段に聞き手を惹きつける効果は上がると思います。

パワーポイント・アニメーション機能の利点の1つとして、聞き手の情報の整理を手助けする効果があります。テキストやグラフ、図表等がスライドいっぱいに配置されたスライドを画面に投影すると、聞き手の目線はあちらこちらに行ってしまい、プレゼンターが説明する部分と異なるテキストに注目していた等、結果的に伝えたい情報が伝わらないケースがあります。

そこでパワーポイントのアニメーション機能を使って、真っ白なスライドからスタートし、プレゼンターが説明する箇所から順番に出すだけでも、聞き手はタイムリーにプレゼンターが説明するテキストやグラフしか目線に入ってこないため、情報の理解度が格段に高まります。『伝えたい情報を伝えたいタイミングで出す』これがパワーポイントアニメーションの基本的な使い方の1つです。

パワーポイントのアニメーション機能には、様々な種類のアニメーションがあります。前述した聞き手の情報の整理だけが目的なら、たくさんの種類のアニメーションは必要ありません。意味も無く、多くの種類のアニメーションを使うと、聞き手はウンザリしてしまいます。パワーポイントのアニメーションが必要無いと言い切る方々の理由は、これが一番なのではないでしょうか。では、なぜ、たくさんの種類のアニメーションが用意されているのか？

それは、テキストやグラフに感情を加えるためだとアイノーツプロダクションは考えています。本来、プレゼンに含まれるテキストやグラフ、図表、画像等、素材のすべてに聞き手に伝えたい意味や感情があるはずです。例えば、『今期は売上が下がりましたが、要因はこれこれであり、このような対策を打つため、来期には回復すると予測しています。』この内容を伝えるために、売上グラフやテキスト、要因のイメージ図、対策商品の画像等、様々な素材でプレゼンは構成されます。

プレゼンの目的や内容、聞き手の属性により例外はありますが、ここで、聞き手に最終的に伝えたいことは、『大丈夫。来期は回復する』というポジティブなメッセージだと思います。スピード感のある力強いアニメーションでメッセージが出てきたなら、プレゼンターの言葉はより感情表現豊かになって聞き手に届くのではないでしょうか。

少し難易度が上がりますが、『テキストやグラフに感情を加える』これがパワーポイントアニメーションの基本的な使い方の2つめです。くれぐれも意味の無いアニメーションを多用しないように気をつけましょう。

パワーポイントアニメーションの基本的な使い方の3つめは、アニメーション自体が説明の一部になっているというものです。例えば、Webでの予約方法をパワーポイントのスライドで説明しようとした場合、アニメーションを使わないとWEB画面の静止画を張りつけたスライドを前に、ここのボタンを押して、ここを選択して…と、なかなか面倒なプレゼンになりそうです。

しかし、マウスカーソルのイラストをアニメーションで動かして、実際のWEB予約方法をアニメーションで再現するだけで、もうプレゼンターの説明はほぼ不要です。見れば、直感的に伝わるからです。

この他にも、フロー図の説明やイメージ図等、口頭での説明だけでは理解しづらい内容にアニメーションを説明の一部に活用すると、『直感的に伝わるプレゼンスライド』になります。これら3つの基本的なパワーポイントアニメーションをマスターすると、プレゼンスライドにアニメーションは必要無いと言われることは無いと思います。

パワーポイントのアニメーションを外注したいと業者をお探しの方は、ぜひアイノーツプロダクションをご利用ください。